骨盤は、仙骨、尾骨、腸骨、坐乞などからできていて、男性は少し縦に長く、女性は横に広がっています。
女性は胎児を支えやすいよう、出産時に胎児が産道を通りやすい形になっているので、お尻が横に大きいのはそのためです。
また、中には子宮や膀胱卵巣があって、その上から内臓も収めていて、自律神経やホルモンバランスにも影響を与えています。
骨盤が歪む原因として、長時間同じ姿勢が続いたり、身体に無理のかかる姿勢をとったり、仕事や作業で腰に負担が与えてしまうことがあります。
また、交通事故や階段からの転落といった事故のように、無理な外力が身体に加わったりしても歪む危険があります。
ただ、これらのようなものの「どれかひとつが原因」というよりは、様々な原因が重なって骨盤の歪みが現れます。
美容を気にする女性特有の悩みでもある、ピップラインやウエストのくびれ、脚の太さといったプロポーションの問題は骨盤と深い関わりを持っています。
骨盤のバランスが崩れることは避けたいですね。
たとえば、骨盤が後傾しているとヒップは垂れがちになり、お腹はぽっこり出っ張りやすくなります。
骨盤は前傾していると、出っ尻体型になりますし、骨盤が歪んでいることで、ピップラインやウエストのくびれにも影響がでてきます。
さらには、足が短く見えてしまうO脚の原因になりますし、骨盤周りや下半身に脂肪やセルライトが付きやすくなり、下半身太りの原因にもなります。
もちろん、女性のためだけでなく 男女問わず悩みを抱える症状にもつながります。
骨盤が正しい位置にあるか否かで、肩こり、腰痛、膝の痛み、便秘などの原因にもなりますし、冷え性、むくみ、生理痛、生理不順、不妊など女性特の方で悩まれている方は多いでしょう。
自然な姿勢を保つことで老化防止にもなりますから、骨盤の歪みはないほうがいいでしょう。
