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私は学校を卒業した後、建築関係で内装の仕事をしていました。しかし、この不景気で仕事が徐々に減り、ここ数年は収入が不安定になっていました。内装の仕事は好きでしたが、転職を考えざるを得ない状況に陥ったのです。
次の仕事を考え始めたとき、「整体」の仕事が最初に思い浮かびました。それまで身体に負担のかかる仕事をしていたので、逆に辛い身体を楽にする技術を身につけたいと思ったのです。また、学生時代にボクシングをしていたのですが、当時はマッサージに行きたいと思ってもなかなか行けませんでした。それもきっかけの一つかもしれません。
整体についてインターネットで調べたところ、「カイロプラクティック」や「カイロプラクティックドクター専門学院」のことを知りました。ちょうど「無料体験カイロ」のイベントがあったので、さっそく行ってみました。
そのカイロ無料体験イベントでは、直営院「ラクネメディカルセンター」の院長である山口先生に施術していただきました。実は当時、「スポーツインストラクター」にも興味があったのですが、山口先生はそのインストラクター経験をお持ちでした。山口先生から「カイロを学べば、その延長線上にスポーツインストラクターの道も開ける」と伺って、自分の迷いが消えました。
小さい頃から「自分で開業したい」という思いも持っていたので、今はカイロで独立開業することを目指して頑張っています。
カイロプラクティックの世界にあこがれるようになったきっかけは、中学の頃に通った整骨院でした。サッカーで怪我をしてしまい、通うことになったのですが、先生の雰囲気やアットホームな感じに癒されました。また、先生と患者さんとのフレンドリーな関係に、とても惹かれました。このとき漠然と「こういう仕事に就きたい」と思ったのです。
高校に進んだ後、怪我がもとでサッカーを断念せざるを得なくなりました。目標を失ったまま学校生活を送ることになった私は、卒業後も「なんとなく」清掃関係の会社に就職しました。
今思えば、「この職業の選択でよかったのかな」と心のどこかでひっかかってはいました。
清掃会社で働いていくうちに、中学時代に出会った整骨院のことが思い出され、「やっぱり夢をかなえたい」という思いが次第に強くなっていきました。
何年か、当校の願書を取り寄せては悩み、ということを繰り返していたのですが、あと2年で30歳を迎えるタイミングで、カイロの道に進むことを決断しました。
「つらい、痛い」と苦しんでいる人を見ると、ほっとけない性格です。
私自身はずっと健康なのですが、小さい頃、祖父が亡くなったときの経験が大きかったと思います。自分は側にいるだけしかできなくて、その悔しい思いが強く残っています。
高校の頃は、大学進学を目指して勉強していました。
勉強の方がうまくいかなかったこともあるのですが、母がカイロの学校を見つけてきてくれて、興味を持ちました。
苦しんでいる人たちにとって、「お医者さんより近い存在になれる」ことに魅力を感じました。
実は兄が柔道整復師です。影響されたわけではないのですが、共通の話題になっています。
